2010年1月27日水曜日

ペプシノゲン

バイト先では毎年健康診断でペプシノゲンを測定しています。
胃癌に対するスクリーニング検査です。
 
ペプシノゲンはペプシン(胃の消化酵素)の前駆物質でペプシノゲンIとIIの2種類があります。
胃の萎縮が進行するとペプシノゲンIIが血中に増加します。
萎縮性胃炎は胃癌の高リスクであるためペプシノゲンI/IIとペプシノゲンIの値を測定して胃癌のスクリーニング検査となるわけです。
 
気になる胃癌に対しての感度は67~77%、特異度は71~82%程度です。
スクリーニング検査としては感度は低いですね。
なので胃癌健診としてはX線造影検査も併せて行います。
 
ちなみにX線造影検査の感度は68~75%、特異度は80~90%程度です。

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